ドライバーは自分の判断で仕事を進められる部分が多い

荷物を配送する、または客を乗せる車のドライバーに共通していえるのは、一般的な会社員と違い、かなりの部分、自分の裁量で仕事を進められるということです。たとえば荷物の配送であれば、どのルートを通っていくのか、タクシーの運転手であればどの辺で客を待つのか、いつ休憩に入るのかといったことを自分で決めることができます。そういった点で、人とコミュニケーションを取らなくてもできる仕事と思っている人も少なくないでしょう。 確かに、上司や部下と綿密にコミュニケーションを取って仕事を進めていくということはないかもしれませんが、コミュニケーション能力がなくてもできる仕事というわけではありません。やはり、ある程度は人と上手にやりとりできないとドライバーの仕事をこなしていくのは難しいです。

客や同僚とのコミュニケーションが求められる

たとえば、荷物の配送を行うドライバーであれば、荷物を倉庫などで積み込み、そしてどこかに下ろす必要があります。荷物の量にもよりますが、積み込みはドライバーが一人で行うわけではなく、倉庫の作業員と協力して行うことが多いです。その際、コミュニケーションが必要になってきます。荷物を下ろすときも同様です。個人宅へ荷物を配達するドライバーであれば、客から要望を伝える電話がかかってくることもあり、人ときちんと会話できる人でないとこなせません。 客を乗せるドライバーの場合、当然、客とやりとりすることがあり得るので、荷物を運ぶドライバーよりも多くのコミュニケーションが必要になってきます。客とうまく会話できなくても目的地まで運べばそれでいいという考えだと、客の要望にうまく対応できず、大きなクレームに発展することもあるので注意が必要です。